p_title_jun.jpg

いよいよ今回2024年度で「3年間新教科書を使った」入試になります。どの教科も高校から降りてきた新学習内容が加わり難しくなって得点が落ちています。特に英語が大きく得点を減らしています。21〜60点は、15%人数を増やし、70〜90点は、少し減少。91〜100点は、278%(1/7)と大幅に人数
を減らしています。つまり、高得点者が減った分、低中得点者が増えたのです。それほど難しくなったと言えます。原因は、高校から降りてきた新学習内容「原型不定詞」「現在完了形進行形」「仮定法」が出題された事。中3卒業時履修単語数が1200から2500単語に増えた事。SDGSを扱った問題の出題、作文・整序問題など表現力問題が多様化し難しくなった事。単語がSDGSなどの専門用語が増えたにも関わらず単語の注釈が少なくなった事。単語が徐々に難しくなってきて、単語が書けない生徒が増えた事。(スペル力の低下)等々です。皆様ご存知の通り、2021年度学習指導要領が改訂されました。小学5・6年生の英語が教科になり卒業時には、600単語をマスターしているとみなされbe動詞、一般動詞、命令文等を理解しているという前提で中学英語1年生がスタートするからです。中学1年から英語学習を始めてもやや手遅れ感があります。早い段階からスタートが求められています。小学3・4年の英語学習は「英語に親しむ」という事ですので、少なくとも小学3年生では英語学習をやったほうがベストです。強いて言えば英語ができる様になるには、幼稚園の年中あたりからスタートしたほうが良いかと思われます。今、問題になっているのは、“単語が書けない”“構文がわからない”なのです。英会話に偏った英語では、受験に太刀打ちできなくなっています。楽しい“お稽古”の英語ではなくしっかり学習塾で英語学習をし、入試に通用する学力を身につけてはいかがでしょう。